多くの外国籍の投資家がドンナイ省への投資を増強

（ドンナイ省ポータルサイト）ドンナイ省は国内外の投資家にとって非常に魅力的である。新たな投資家を引き付けるだけでなく、長年ドンナイ省で活動してきた多くの海外直接投資家（FDI）も投資資本を増やしている。

                     

Amata工業団地における日系企業の家電製品製造工程

代表として、FDI 企業の 4 つのプロジェクトは 2024 年の初めに投資登録証明書 (投資証明書) が取得され、総投資資本はが2 億 1,700 万ドル増加ざれた。
生産拡大のための資本増強
2023年以降、ドンナイ省で10年以上の事業経験を持つ多くの海外直接投資企業は、生産や事業を拡大させるため、2023年に増資を調整してきた。その中にスイスのNestlé、韓国のHyosung、台湾のKendaなどが含まれている。

ごく最近の省人民委員会による2024年初頭の投資証明書授与において、Amata工業団地に所在するNestléベトナム会社（Bien Hoa市にあるNestléベトナムでNestléグループ会社）は同社のTri An工場への資本金を引き続き1億ドル増資させ、同工場の総投資額は5億200万ドルとなった。投資資本の増加は、同社工場は生産性と生産能力の向上において重要な役割を果たし、日本、米国、韓国、ヨーロッパなどの厳しい市場に輸出するための高品質でプレミアムなコーヒー製品を生産できるようになっている。投資の拡大は、工場の直接労働者だけでなく、提携パートナーを通じた間接労働者の雇用創出にも貢献している。

Nhon Trach V工業団地 (Nhon Trach県)に所在する Hyousungグループ会社であるHyousung Dong Nai会社は2007 年からベトナムに投資していた。設立後16年以上経過し、Hyousungは約22億ドルの投資資本を所有し、Dong Nai省最大の投資家になっている。最近、同社は投資資本を1,900万ドル増額することにより、Hyousung Dong Nai会社というプロジェクトへの総投資額が9億4,400万ドルに上った。

その他、投資資本を増額したのは、以下の企業が含まれる。Giang Dien工業団地（Trang Bom県）に所在し、Kendaグループ会社であるベトナムKendaゴム会社は投資資金を8,000万ドル；Giang Dien工業団地に所在するシンガポール系のNingbo DechangグループのAnctekベトナム会社は8,000万ドル；SMC Manufacturing Vietnam Co., Ltd. (日系)は投資資金を1.2億ドルを増額した。

投資家の信頼を獲得2023年、ドンナイ省の工業団地では増資調整された91件のFDIプロジェクトが総額7億5,200万ドル以上の増資となり、9件の国内プロジェクトが8,880億ドン以上の増資となった。

2024年に入り、ドンナイ省は、工業団地を中心に約7億ドル及び2兆ドンの、計画を上回る投資資金の誘致に努めるという目標を設定した。そのうち、新たな投資誘致はFDIプロジェクトから3億ドル、国内プロジェクトから1.5兆ドルとの目標である。既存プロジェクトの増資に関しては4億米ドルと5,000億ドンの増資を目指している。したがって、省工業団地管理委員会は年初から、投資誘致とFDIプロジェクトに対する投資証明書発行申請の審査にできるだけ早く集中し、努力しなければならない。

ドンナイ省は、投資資金が大きく、先端技術や熟練労働者を使用するプロジェクトや裾野産業のプロジェクトを優先している（未熟練労働者を大量に使用するプロジェクト、小規模、時代遅れの技術、環境に悪影響を与えるプロジェクトを制限している）。

省人民委員会のNguyen Thi Hoang副委員長は次の通り発表した。ドンナイ省は投資家にとって法的枠組みの中で最も有利な条件を作り出すことに尽力している。一方、投資家に対しても、登録された内容でプロジェクトを計画通りに実施することが求められる。また、投資の各段階及び運営において環境保護を考慮し、生産におけるハイテクの適用を優先する事；企業文化の構築、調和のとれた進歩的な労使関係の構築に特別な注意を払う事；利益目標と従業員の適切な待遇のバランスをとり、従業員が専門知識やスキルを磨き、安全で尊重される職場環境を楽しむ機会を創出する工夫も必要だと考えられている。​