柑橘類栽培の合作社モデルの構築

​（ドンナイ省ポータルサイト）ドンナイ省は、その立地と良好な気候のおかげで、果樹分野での強みがますます発揮されている。中でも経済価値の高い果樹の種類が多く、その面積は全国トップに入っている。現在、柑橘類の果樹は順調な発展の兆しが見られている。

Binh Minh貿易サービス合作社のみかん園とHa Thang氏

Vinh Cuu県のPhu Ly町には、総面積約 50 ヘクタールのオレンジ、緑色の皮のグレープフルーツ、ミカンの 3 種類の有機柑橘類の栽培をしているBinh Minh貿易サービス合作社 がある。

小規模の合作社から始める

近年、クリーンで安全な農産物に対する人々の需要が高まり、多くの農家が伝統的農業から有機農業への生産方法の転換に積極的に取り組んでいる。Binh Minh貿易サービス協同組合の所長であるHa Thang氏は、訓練を受けた若い農民で、合作社の所長として、バイオオーガニックみかん生産モデルを積極的に開発し、合作社の会員に展開した。

Phu Ly町のほとんどの家庭と同様に、Ha Thang氏の家族の生活は長い間にマンゴーとカシューナッツの木と結びついてきた。しかし、9年前、マンゴーの価格が下落し、Thang氏は作物の変更を検討した。自分で調べた結果、みかん栽培への変更を決意した。

みかんの木は枝も葉も細いですが、実がよく実り、マンゴーの木に比べて利益がはるかに高かったため、3ヘクタール以上の庭をオレンジ、みかん、グレープフルーツの栽培に変えることにした。最初の段階から、Phu Ly町の柑橘類栽培合作社を設立し、有機栽培に協力するよう農家を呼び掛けた。これは現在のBinh Minh農業貿易サービス合作社の前身である。現時点で、同合作社の果樹園の総面積は約50ヘクタールで、グリーングレープフルーツ、オレンジ、みかんなどの柑橘類が栽培されている。

クリーンな農業の実現に協力

Ha Thang氏によると、それほど多額の投資資金がなくても、1ヘクタールあたり約50～60トンを収穫でき、良い年には収量は80トン/ヘクタールに達した。その後、同合作社は有機製品を貿易業者、店舗、代理店に輸入し、国内消費だけでなく、海外市場への輸出も積極的に方法が検討されている。以前は一部の海外市場に輸出した実施があるが、現在は経済不況により、輸出が期待通りになっていない。

Phu Ly町農民協会のNguyen Quang Chien副会長によると、OCOPのみかん製品は3つ星を獲得しているという。高品質の製品であるが、スーパーマーケットなどのより大規模な消費者市場に供給するにはまだ生産能力が不十分で、小規模企業にしか供給されていない。

Chien氏はまた、Binh Minh貿易サービス合作社がより強力になり、より多くの人々が加入し、面積と製品の品質が向上することを期待している。今後、同協会は、有機肥料及び植物保護製品の使用、植物の手入れのテクニック、植物からの有機肥料の製造用粉砕機の導入など、農家をサポートするより多くの政策を提案する予定である。