多くの企業がドンナイ省で廃棄物燃焼発電への投資を希望している

火曜日 - 05/03/2024 03:47
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(ドンナイ省ポータルサイト)ドンナイ省は廃棄物発生量が多く、廃棄物発電開発目標が高く割り当てられている省として、廃棄物発電分野の投資家から注目を集めている。

実際、外国企業2社と国内企業1社が、家庭廃棄物焼却発電プロジェクトを同省に投資することを提案している。省や企業が推進しているプロジェクトを含めると、ドンナイ省には57件の廃棄物発電プロジェクトがあることになる。

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Vinh Tan町の廃棄物処理場での産業廃棄物の焼却処理

「大手」より廃棄物発電プロジェクトの提案

2024 年初め、台湾の投資家であるChieu Minh投資有限公司 (本社はホーチミン市) が、Cam My県で廃棄物焼却発電技術を利用した廃棄物処理プロジェクトへの投資を同省に提案した。プロジェクト提案者の代表のFan Hao氏は、同社はXuan My廃棄物処理エリアに産業廃棄物、有害廃棄物、家庭廃棄物の処理技術を導入したいと述べた。

これは完全に新設するプロジェクトではなく、既存の処理場のインフラの増設と技術革新となる。このプロジェクトが実施されれば、同省の生活環境と生態環境の保護、グリーン産業に向けたリサイクル製品の創出、地元労働者の雇用創出に貢献することになる。

私たちは、省と企業の経済的、社会的、環境的目標のためにこのプロジェクトを実施したいと考えています。 このプロジェクトは、ドンナイの廃棄物処理区の計画に従って、ベトナムの廃棄物処理基準を満たしています」とFan Hao氏は語った。

同じく家庭廃棄物処理分野への投資を希望しているもう一つの外国企業は、Asia New Generation会社(本社はホーチミン市)である。同社取締役会会長のWilly Andreas Kirsch氏は、2023年12月に省の指導者らと商談において、同社は現代のドイツの廃棄物処理技術をXuan Tam町(Xuan Loc県)の廃棄物処理エリアに導入したいと述べた。それはINTEC-TCP (熱分解) 技術であり、廃棄物を分別する必要がなく、直接焼却をせず、廃棄物はガス化法で処理されるため、排出ガスの発生が制限され、廃棄物1トンあたり1.2~1.8MWhの電力が生成される。

また、Willy Andreas Kirsch氏によると、法的規制が良好であれば、このプロジェクトは早ければ2024年にも開始できる可能性があるという。これは環境保護の推進とベトナム政府のネットゼロ目標の実現に貢献するだろう。

以前、国内企業であるAmaccao(本社はハノイ市)は同省に対し、発電のための2つの廃棄物焼却プロジェクトを同時に実施することを提案した。 そのうち1件は既存処理場における技術転換の協力プロジェクトと1件は全く新しい投資プロジェクトである。このグループは、ハノイ市の廃棄物焼却発電プロジェクトに投資する実績があり、ヨーロッパの技術を使用し、廃棄物焼却活動から出る灰とスラグを徹底的に再利用して燃料を作ることを強みとしてアピールしていた。

上記のプロジェクトを提案している 3つの「大手」に加えて、同省はVinh Tan町 (Vinh Cuu県) で1.2千トン/日規模の廃棄物焼却発電プロジェクトを実施している。これに伴い、Quang Trung町(Thong Nhat県)、Vinh Tan町(Vinh Cuu県)、Bau Can町(Long Thanh県)にある廃水処理場の投資家や運営会社も廃棄物処理発電技術への更新を投資するよう計画しており、同省の第VII番の発電計画書編成版及び第VIII発電計画書に反映されている案件もある。              

開発の余地がたくさんある

ドンナイ省が破棄物発電分野の投資家にとって「美味しいケーキ」になりつつある理由は、主に3つの理由による。まず、同省には大量の家庭廃棄物があり、平均して1日あたり2,000トン以上発生し、増加率は5%/年である。次に、2023年末に省人民委員会が発行したドンナイ省の家庭固形廃棄物管理に関するトピックでは、2025年までに各処理場がエネルギー回収燃焼技術に切り替えなければならないという目標が設定されている。第三に、第VIII番の発電計画書の草案では、ドンナイ省には66MWの廃棄物による電力が割り当てられている (ハノイ、ホーチミン市に次いで国内第3位)。

上記の理由に加え、エネルギー回収技術を利用した廃棄物処理は環境法によって奨励されており、同省の投資誘致の優先分野となっている。このプロジェクトは、再生可能エネルギーの増加とカーボンニュートラル目標の達成に貢献する。

現在、廃棄物を燃焼させてエネルギーを回収する技術に投資する7つの廃棄物処理場のうち、Truc Tung、Bau Can、Vinh Tan、Quang Trungの4つが特定されている。これらの処理場は1日あたり約 3.8千トンの処理能力があり、2030年までに地域および企業、事業所、店舗、学校などからのすべての家庭廃棄物を確実に受け入れることができる。残りの 3 つの廃棄物処理場は、企業、生産、事業所からの廃棄物のみを受け取り、処理することとなる。

省人民委員会のVo Van Phi副委員長は、同省は最新技術を活用し全体的な持続可能な開発に貢献する環境プロジェクトを歓迎すると述べた。既存の廃棄物処理場への投資を提案している企業に対しては、両当事者は協力するかプロジェクトを譲渡することとし、その合意をした上で投資手続きの軽減を省に提案する。1.2千トン/日の廃棄物焼却発電プロジェクトについては、事前実現可能性調査報告書を完了した後、省は官民パートナーシップ方式(PPP)に従って業者を選定するための入札手続きを実施する予定である。

ドンナイ省には廃棄物発電の開発に大きな可能性がある。現在、同省はエネルギー回収燃焼技術に転換する処理場を検討しており、廃棄物エネルギー開発の目標が割り当てられている。同省のエネルギー需要は、工業生産企業の再生可能電力の需要と同様に高い。送電システムへの接続が便利で、廃電力の販売価格が適切であれば、それは投資家がプロジェクトを早期に実施して商売を開始する動機となる。
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著者: Phan Anh

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