農業分野へのデジタルトランスフォーメーションの積極的な導入

​（ドンナイ省ポータルサイト）5月14日午後、デジタル変革国家委員会の常務副委員長であるTran Luu Quang副首相は、「農業分野のデジタル化の促進」をテーマとした全国の対面およびオンライン会議の議長を務めた。この会議には、省庁、中央支局、その他の部門や組織、業界団体、協同組合、企業のリーダーが出席しました。ドンナイ省の会場では、省人民委員会のVo Van Phi副委員長が議長を務めた。

Tran Luu Quang副首相は会議の内容をこう締めくくった。

近年、農業業界はデジタル変革を積極的に展開しており、特に農産物の生産、加工、消費における人工知能、データ管理、IoT、自動化、農産物のトレーサビリティなどのデジタル技術の実践により、農業分野の労働生産性及び効率の向上、食品の安全衛生と品質の確保、環境保護、ベトナム農産物の競争力の向上に貢献している。現在までに、何百ものベトナム産農産物が評判の良い電子商取引プラットフォームで販売されており、非常に高い売上を達成している。

特に、全国の何万もの農家がデジタル技術を農業生産に効果的に適用している。デジタルトランスフォーメーションの導入は、栽培、畜産、漁業、林業の農業分野に適用され、非常に良い結果をもたらしていた。庭園管理と精密農業のための多くのプログラムとソフトウェアは、資源 (水、肥料など) の使用を最適化するために適用され、伝統的な農業から現代的な農業に段階的に転換し、労働生産性を向上させ、環境や気候への依存を軽減し、感染症を良く抑制する環境が整えられている。

ドンナイ会場で省人民委員会のVo Van Phi副委員長が議長を務めた

ドンナイ省では、省人民委員会が2030年を見据えた2025年までの農業部門のデジタル変革計画を発表した。最近、同省は情報技術インフラを積極的にアップグレードし、農業産業データベースを構築し、27のソフトウェアを運用している。特に、2020年に農業部門は、Te-foodソフトウェアを通じて畜産管理にITを応用する2つのプロジェクトと、動物由来の肉製品のトレーサビリティ管理のプロジェクトを展開した。さらに、同省は情報技術インフラのアップグレードに投資し、超集約的なハイテク養殖においてデジタルトランスフォーメーションと情報技術の応用が推進され、電子チップを使用して繁殖豚の健康状態と飼料を監 視したり、温度、飲料水、鶏飼料などを自動制御したりする技術が導入されている。

Tran Luu Quang副首相は、デジタル変革における農業分野の努力、成果、取り組みを賞賛し、高く評価した。特に、デジタル変革に積極的に参加している農家や企業は本当に多くの取り組みを行ってきて、農業分野で達成された画期的な進歩と奇跡に貢献している。ベトナムの評判と地位は、特に食料安全保障における農業部門の多大な貢献のおかげで向上している。

Tran Luu Quang副首相はまた、一般的な体制、特に農業におけるデジタル変革が依然として現実的な要件を満たしていないという共通の問題と限界を指摘した。さらに、農業におけるデジタルインフラ整備の不十分、農業分野の大量なデータのデジタル化に対するデータの統計・分析・接続の不十分、人材に不足、デジタルトランスフォーメーションをはじめハイテクノロジーの適用に関する企業や農家への支援の不十分などの多くの課題も挙げられている。

したがって、農業部門は行政手続きの改革、農業分野向けのデータベース開発、これらのデータベースを接続して企業や農家にとって最も便利なアクセスができるようなデジタルインフラストラクチャの構築に注力する必要がある。農業分野におけるデータベース構築は優先順位を決める必要がある。主要なIT企業は、農業業界からのデータソースに基づいて主体になり、活動展開をリードする必要がある。