ドンナイ省のネットゼロゴール

​（ドンナイ省ポータルサイト）3月26日午後、ドンナイ省は世界のネットゼロ傾向とドンナイ省のグリーンで持続可能な開発の方向性に関するシンポジウムを続けた。

Nguyen Hong Linh省党書記は会議で専門家や企業と議論した

会議には党中央委員会委員・省党委員会書記のNguyen Hong Linh氏、省党委員会常任副書記のHo Thanh Son氏、省人民委員会委員長代理のVo Tan Duc氏及び省党委員会常務委員会の代表、省人民委員会副委員長、部門、支部、地方自治体のリーダー及び専門家ら、企業の代表者が参加した。

専門家がカンファレンスで発表していた

省の必然的な発展の道
Nguyen Hong Linh省党書記は会議で、グリーン成長は世界的な傾向であり、世界にとって避けられない発展の道であると述べた。現在までに、世界中に137か国がネットゼロ目標、つまり排出量を実質ゼロにすることに取り組んでいる、またはそれを目指している。第26回および第28回気候変動枠組条約締約国会議(COP26およびCOP28)で、Pham Minh Chinh首相は、ベトナムが2050年までにネットゼロという目標に向かって努力することを世界に約束した。

政府の公約を実行し、グリーンで持続可能な開発の目標を目指すため、ドンナイ省は2050年を見据えた2030年までの炭素排出量の削減プロジェクトを企画し、展開している。これに加えて、2015年から2020年期の第10回省党大会、2020年から2025年期の第11回省党大会で方向付けられた持続可能な開発とグリーン開発の目標、及び2050年を見据えた2021年から2030年期のドンナイ省の土地企画を実現するよう取り組んでいる。

会議の一日中、ドンナイ省人民委員会は、ドンナイ省の2050年を見据えた2030年までの炭素排出量削減プロジェクトを承認する2024年2月19日付の決定第385号/QD-UBNDを発表した。

それに加えて、専門家、科学者、企業が9つの関連トピックを発表し、炭素インベントリー・炭素削減、エネルギー節約・太陽エネルギーの開発、炭素クレジット・グリーンファイナンス等のテーマがあった。さらに省内の製造企業もグリーン生産と循環経済に向けた排出削減の経験を共有した。

省の指導者らは専門家や科学者らと記念写真を撮影した

ネットゼロに対する考え方、意識、行動の統一化

省人民委員会のVo Van Phi副委員長により、政府の公約と省の目標を実行するために、省人民委員会は最近、ドンナイ省の2050年を見据えた2030年までの炭素排出量削減プロジェクトを発表し、4つの具体的な段階に分けられている。具体的に2025～2030年の期間は20%削減、2030～2035年の期間は45%削減、2035～2045年の期間はカーボン・ニュートラルであり、2045～2050年の期間は温室効果ガス排出量のゼロ化である。優先的に実施される主要な産業、分野は7つあり、エネルギー、産業、交通、農業、林業、土地利用、建設とその資材、市街地が含まれる。

この会議の直後、部局、支部、地方自治体は、2050年を見据えた2030年までに省内の炭素排出量削減プロジェクトを実施するための具体的な計画を策定する必要がある。省の指導者らは、国内外のすべての人々と企業に対し、団結し、2050年までに実質ゼロ排出という目標を成功裡に実施することを決意するよう呼びかけた。

会議の閉幕に際し、Nguyen Hong Linh省党書記は、グリーン成長は発展の避けられない道であると改めて断言した。国内外の専門家や企業が会議で発表したテーマは、炭素削減プロジェクトを実施する過程で同省にとって貴重な知識と経験となり、首相の持続可能な開発のための2030アジェンダ、気候変動に関するパリ協定、ベトナムの国際公約の効果的な実施に貢献している。

また、省党委員会書記によると、ネットゼロ目標を達成するには、生産、ライフスタイル、消費活動のあらゆる面において、思考、認識、行動の変化と統一化がなければならない。特に開発パスと戦略の計画を考える際に、グリーン変革ソリューションは、科学、技術、イノベーションに基づいて定量化する必要がある。

省がグリーン投資プロジェクトを選択するための基礎として、国際慣行に従って一連の科学的なグリーン分類基準を研究開発し、グリーン成長目標を実現するために国内外のリソースを調達する必要がある。